「まんが日本昔ばなし」_

「グリム童話・灰かぶり」

数週間ぶり、期首特番をはさんでの再開は「花咲か爺さん」と「狸の手習い」です。
私が知ってるのは「花咲か爺さん」。まるふしろう(藤本四郎)さんの演出。シリーズ初期(第一期・昭和50年3月放送)の作品で、作画の上口照人さんが私のすぐ隣の机で、犬の原画描いてたのを思い出します。丁寧な原画描かれるんだこれが!上口さんって見た目がちょっと「こわもて」で、話の中の隣の意地の悪い爺さんのキャラにどこか似てるんですよ(笑)。キャラクターデザインは藤本さんだから、ひょっとして上口さんをモデルにしたんじゃないかって…だから余計に印象深い(上さんゴメン!)。それと真っ白な犬の動きが可愛い(子犬の時なんか秀逸!)。でも、シロじゃなくてポチ。
ポチのお墓の土まんじゅうに木(柳とか松)の枝(この話では「ポチの墓」って書いた板)を刺すとそれが巨木となって、再び幸せを与えてくれる…というのは、ヨーロッパの民間伝承にもよく有るパターンで、「グリム童話・灰かぶり(シンデレラ)」にも母の墓にハシバミの小枝を刺すとそれが大きく育ち、娘に食べ物を落としてくれるなんてのが有ります。(※この部分、私のマンガでご紹介。ちょっと強引・笑)
そうそう、美術の阿部幸次さんが描くところの桜がとてもきれいです。お花見に行きそびれた人も、どうぞここでお楽しみ。
「狸の手習い」(昭和56年6月放送)は全く知りません。若林常夫さんは虫プロ時代の同僚なので個人的には良く知ってるんですが、その頃は演出としてでなく、作画で。だから彼がこの番組でどんな演出をされたのか楽しみです。狢工房さんの資料室を見ると、演出された作品の殆んどを自身で作画までやられているようですね。たしか彼は後に、文芸の平見修二さんと組んで絵本(?)なども描いていました。

アクセスカウンターの_

数字がそろそろ2万に届きそう。カウンターを入れてから半年近くになるのかな(たしか10月末頃だったか)。多くの方々のご訪問に改めて感謝いたします。ところで、HPでしばしば見受ける「きっちりや並びの数字を踏んだ人にお楽しみプレゼント!」ってやつ、実際にはどうするんだろって思ってたら、或るページで「証拠の画面を添付の上、連絡先をメールして」ってなってた。なるほどね、知らなかった。あ、私はやりません。プレゼントするといっても自分の本ぐらいしか思いつかないし…。でも、ヒットした人、よろしければご申告をどうぞ、なんて(笑)。