今週(明日)の「まんが日本昔ばなし」_

「あさこ・ゆうこ」キャラクターモデル

「豆つぶころころ」は亜細亜堂(先々週1月25日の日記をご参照)の第一回作品。’75年の放送。かつて私が録画しておいた古いビデオの画面には、当時、芝山努さんが全てのシーンのレイアウトを担当したという番組「ガンバの冒険」の影響が色濃く出て……おっと、そこまで!(笑)。
もう一本の「あさこ・ゆうこ」は私の演出&作画作品。’79年の放送。美術は田中静恵さん。背景スタッフの新人としてタックに入社、馬郡美保子さんを師として多くの作品を手伝った後に独り立ちしました。色使いなど、ちょっとタッチが似てるかも。
この話、山を挟んだ二つの村に暮らす、瓜二つの小さな女の子二人が主人公です。当時、たまたま私の娘二人が3歳と1歳。そんなこともあってなのか、お鉢が回ってきました。だからキャラクターデザインも娘をモデルにした、って言いたいところだけど…まぁ多少は(笑)。その時のキャラ表をお見せしときますかね(いいでしょう、自分のデザインだから)。双方の村の長老がお互いを呼び合う時の地名「おめぇは下戸(したど)の〜」「そういうおめぇは柿の下の〜」は、私が当時住んでいた東京清瀬市のバス路線(旭が丘団地行き)の隣同士のバス停留所名から戴いたものです(つまんねぇ楽屋話!)。念のためビデオを見たけれど、うーん…今一つだねぇ、作画が…。別の人にお願いした方が良かったかもしれないなぁ。27年も経って「何をいまさら」でありますが。この作品が「まんが日本昔ばなし」で、私がタック内で担当した最後の作品(後年、フリーになってから2本作ってる)。この後、私は新番組「まんが子供文庫」に移ります。それにしても、はるか昔の自分の仕事が、こういった形で今蘇るってのはなんだか照れくさいけど、正直、嬉しい気もする。本放送時は身の置き所があるかしら…。