本日_

ジーコが、ドイツ・ワールド・カップの代表メンバーを発表した。いよいよ本番も間近の実感。お目当ての選手は選ばれたのか(サプライズは有ったの?)さぞや悲喜こもごもでしょうねぇ。ここしばらくはサッカーの話題がまた巷を賑わすのでありましょう。頑張れジーコ・ジャパン!
私にとってサッカーで思い出すのは、少し前にちょっと触れたけど「ゴールFH(フィールドハンター)」っていうアニメ、知ってる人なんかいるの?ってこと。Jリーグ発足2年目の’94年にNHK衛星アニメ劇場で放送された番組です(全39週)。
主人公はブラジル帰りの少年で、清水エスパルスのサテライトに入団、将来のワールド・カップ代表メンバー入りを目指すっていう設定。Jリーグ全面協力&監修の下に制作(アニメ制作/イメージ・ケイ)されたんですけどね。清水エスパルスの監督はレオンで、沢登長谷川健太、堀池の三羽烏ゴールキーパーに蜘蛛男シジマールがいた頃です(鹿島アントラーズには選手としてのジーコアルシンドがいた)。テクニカルアドバイザーに加藤久。原作・オリジナル脚本が寺島優(「雷火」「競艇少女」などのマンガ原作者)。キャラクターデザインが岩井優器。そして監督が私です。球団宿舎&練習グラウンドのロケハンや国立競技場の試合取材にも出かけたし、Jリーグの実在選手も登場させ(城が鮮烈デビュー!)、現実と同時進行風のユニークな作りにしたりで、けっこう面白かったけど、まぁ今振り返ると、呆れるくらい反応の無いシリーズだった(笑)。当時はアニメも地上波じゃないと(BSの視聴世帯数を考えると)ヒットは無理だったのか。逆に言えば、その世帯拡大のためのアニメ企画でもあるんだけどね。ちょうど同時期にSMAP主演のサッカー映画「シュート」が作られたりしていた。NHKが彼らを声優で起用するなんていう話題づくりでも出来たら、また違ってたかもしれません。そこまでのプロデュースはやはり難しかったんでしょうね。現場は少数精鋭、と言うと聞こえがいいけど、実際には外注主体だった。私も途中で「降板」と相成りましたので、個人的には少しばかり悔いの残る番組です(降板理由は私的なもの)。私の後は岡嶋国敏さんがきっちり始末をつけてくれました(感謝!)。
結論!サッカーアニメは「キャプテン翼」にとどめ刺す(笑)。