「青ひげ」_

「青ひげ」扉

「青ひげ」にはKHM番号はありません。
グリム童話集」初版だけに収録されていて、のちの版からは削除された話。
グリムよりずっと以前のフランスの「ペロー童話集」に同様の話があったので、兄弟はドイツの昔ばなしではないと判断したようです
(「いばら姫」や「灰かぶり」でも他に似た話が存在するし、外国の類話を全部外したわけでもなさそうですが)。
私は構わずラインナップに入れて、マンガ化してみました。扉のような絵を描いてみたかったのと、ちょっと怖いエピソードも欲しかったから。(全25ページ)
男(青ひげ)は新婚の妻に屋敷の鍵を全て渡し、
「どこの部屋を見ても良いが、この鍵の部屋だけは覗いてはならん!」と。
そんなこと言ったら覗きたくなりますって(笑)。
案の定、妻がその部屋の扉を開けると…そこは血の海…うわぁぁぁぁ!(ハイ、そこまでッ)。
扉絵、原画のスキャンにつき、タイトル文字は無し。おでこの位置に「青ひげ」と入ります。髭のトーンは手貼り。