トキワ荘のヒーローたち_

館内案内パンフ

〜マンガにかけた青春〜
という企画展示を観に行く。
杉並アニメーションミュージアム(入館無料)。
昨年11月23日に始まっているというに、会期末の今頃になって、やっとです。今度の日曜(20日)が最終日。
かつて椎名町5丁目2253番地にあったトキワ荘
若きマンガ家たちが夢に向って切磋琢磨した場所だったんですねぇ…
私が子供時代を過ごした家はこのすぐ近くでした。歩いて数分(2164番地)。
実際に訪ねて行ったりしなかったのが、今思えば残念な気も…?
石森、赤塚、藤子さんたちと、銭湯(鶴の湯)なんかで一緒になってたのかもしれないんだけどね(笑)。
昭和30年頃の小学生は、若きマンガ家の顔など誰も知らないのであった。
それはともかく、この企画展、堪能しました。

寺田ヒロオの部屋を再現してあったり、雑誌「漫画少年」や肉筆回覧誌「墨汁一滴」の現物。トキワ荘(解体時の)襖への寄せ描き…などなど、懐かしい資料がたくさん展示されてるんですもの。
当時の原画を間近でじっくり見られるなんて、なんて眼福なんでしょう!
実に幸せなひと時でした。

アニメの常設展示の方も、せっかくなのでひと通り見学。
こっちは特に…なしだな(笑)。
それでも、本日の上映作品の観賞をさせていただきました。
川本喜八郎の「鬼」('72)と「詩人の生涯」('74)を。
共に大藤信郎賞受賞の重厚な作品です。
観客は私一人だった。
そう、昼の数時間でしたが、他に来館者が見当たらないのですねぇ。
土日だったら違うのかもしれませんが、受付を含め、ご案内の方たちが可哀相。
残念ながら、事業撤退の噂が出るのもむべなるかなで…
この先、どうなってしまうのかしら?!
…って、今回初めて行ったおまえが言うか!!!