ついでだから?_

「アニメ親子劇場」DVD

トンデラハウスの大冒険」の前の番組の「アニメ親子劇場」のDVDもご紹介しましょう。これもタツノコの作品です。
こちらも同様にアメリカで SUPER BOOK という番組名で放送されています。旧約聖書を紹介する本の中に実はタイムトンネルが有って、子供たちが迷い込んでしまうという設定。
創世記の世界で主人公たちが「ノアおじいさん!」なんて話しかけてます(笑)。グロス発注での制作スタジオはプロダクション・ルーズ(のちのライフワーク)。レギュラーキャラクターの作画監督は兵頭敬さん。各話ごとに、その話で登場するゲストキャラクターの世界になるので、ゲストのデザインは当初、殆んど私が作ってたような記憶が…。途中からその話を作画担当する原画マンが作るようになり、そのままお任せスタイルに(「まんが日本昔ばなし」の手法を採用。何本かの例外もあった)。26週(半年)の放映でした。
その後「トンデラハウス」の放送をはさんで、「親子劇場」と同じ主人公での続編番組「パソコントラベル探偵団」(26週)が作られている。こちらのグロス発注はスタジオ・シャフト。私はその都度、そこのスタジオに机を置いて指揮を執ることになるのです。つまり、タツノコさんはこの聖書シリーズに関しては、フリーの私に全くのお任せ状態。広告代理店の人は私をプロデューサーと呼んでた(笑)。まぁ、いわゆる「タツノコカラー」の作品じゃありませんしね、その辺りは仕方のないことでしょう。

イラスト頁のゲラ到着。私が原稿の脇に走り書きしていたメモまで活字になっていたのはご愛嬌。残りはあと一便。

叔父が亡くなった。美術の先生でかつて青梅市立の小学校の校長先生だった人。親戚中で私の仕事に一番の理解をしてくれていた。荒川じんぺいさんの著書「パソコンでいきいき人生」(岩波書店・刊)で取り上げられた<75歳がパソコン元年>の人物です。私の自慢の叔父さんでもあった。最近、お具合が悪いとは伺っていたが…無念。