2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

忙中有閑_

午前中、仕事忘れてちょいとハンコ彫りを。既に自分用はずいぶんと作ったから、今日は頼まれてたモノに挑戦。もちろん文字デザインから始めます。いくつか書いたものを提示してそこから選んでもらうか、全くのお任せに(注文されるようになってしまったので…

「グリム童話」〈コミック版〉_

ここで改めて、KHM番号付きでラインナップのご紹介(しつこいけどご容赦)。 ※KHM番号とは原著「グリム童話」第七版(最終版)につけられた通し番号で、 グリム童話の原題「子供と家庭のメルヘン(Kinder-und Hausmärchen)」に由来。 番号の無いものは…

「あながま会」_

午後、案内状を20枚ばかり、西武池袋線の某駅前の某ギャラリー喫茶(何故に某?・笑)へ置かせてもらいに行く。今はカナダ人カメラマンの写真展を開催中。 ここは以前に小林三男さん、藤本四郎さん、橋爪朋二さんなどが作品展をやった処でもある。当然「あ…

ゲラも到着_

「グリム童話」第Ⅱ巻のゲラ(初校)が宅配便で届く。 次は6月の刊行だから当たり前の行程ではあるが…なんだかあわただしい。GW明けに戻す予定。 著者校正といっても、既に出来上がってる素材だから絵のチェックは基本的に不要だ。ただ、元本と違う点が一…

装丁だ!_

タイミング良く、装丁見本がメール画像添付で到着。さっそくに公開(今、せっせと印刷中?)。 製本されたものは5月2日に出来上がるそうです。作業は早いなぁ… これは「パウル・クレー」の絵ですって(銅版画かな)。おいおい、やけに格調が高いぞぃ!さて…

文庫の刊行_

え〜、ということで、この日記で扉の連載?を続けてきた「グリム童話」ですが… このたび「だいわ文庫」から刊行されます。 「グリム童話」《コミック版》全3巻。 <Ⅰ>は5月15日付の発行。※書店には12日頃から並ぶ予定です。 <Ⅱ>6月、<Ⅲ>7月とつ…

刊行通知_

「マンガ聖書物語〈旧約篇〉」24刷「同〈新約篇〉」21刷(講談社+α文庫)の重版部数の通知が届く。共に同部数で予測の範囲内(笑)。

「金の鍵」_

全7ページ(描き起こし)。 さて、グリム原本の「童話」としての最終話です(第七版にはこのあとに「子供の読む聖者物語」というのが載っている)。 少年が雪の降り積もる中、足元に光る「金色の鍵」を見つける。 鍵があるなら箱か何かがと、雪の中を探ると…

お預け?_

勿体つけて、今日は「デンドロビウム」の全姿です。 花が落ち始めてきたので、この際、見せてしまおうと。 だらしがないけど、これだけ咲いてくれると嬉しくてね! バックの青は書道用の下敷きフェルト(60×60)です。こうすると映えるでしょ(笑)。 昨…

「土まんじゅう」_

全19ページ。いよいよラス前。 「10円まんじゅう」ではない(最近、近所に出店した。あれって、美味いよねぇ!・余談)。 そう、「お墓」のこと。死んだ金持ちの墓を見張るお百姓と、お払い箱の傭兵と、悪魔のやりとりが描かれる。 この場合の悪魔は間抜…

統一地方選_

午後、投票に行く。運動期間中は電話が何本もかかってきて、実にうるさくてねぇ。非通知は出ないが、ついつい応対して「はい、頑張ってね」と(笑)。立候補者は定員よりほんの僅かに多いだけだから、落選者予想の方が興味ある…といっては不謹慎かしら?ホン…

「うさぎと針ねずみ」_

全15ページ。 これ、まさに「うさぎとカメ」みたいな駆けっこ話。 だけど、違うのは針ねずみが〈ズル〉をしてうさぎに勝つんだよね。 弱者が強者を騙してでも出し抜く、みたいな話が伝承に多いのは、庶民がそうやって溜飲を下げてるところもあるのかな…な…

「森の家」_

全25ページ。 ドイツに取材旅行に行ったとき、その森林のなんと豊富だったこと!北から南まで、車窓遠くに広がる森、森、森… 時にほんの少しだけ足を踏み入れてもみたけれど、そんな森は散策もできるなんとも素敵なもの。中世の森はもっと深くうっそうとし…

「星の銀貨」_

全11ページ。 これは、なんとも可憐で抒情味あふれたというか、グリムらしからぬ?お話です。 親のいない、住む家も眠る場所もない貧しい少女が、野原をさまよい歩き、たった一つのパンも、服も、帽子も、シャツもすべて、さらに困っている人たちに恵んで…

還付と重刷_

国税還付金振込通知書が届く。ヤレヤレありがたい。 自由業としましては、これもしっかり家計の計算に入れてますのでね(笑)。 さらに嬉しいのは「マンガ聖書物語〈新約篇〉」(講談社+α文庫)の重版見本も届いた!同時重刷だったか。こっちは第21刷。ま…

「かぶら」_

全13ページ。 見てのとおり、巨大な〈かぶら〉が育った(ロシアの民話「おおきなかぶ」が有名です。絵本も多い)。 男がこれを王さまに献上すると、王さまは大喜び。男はたくさんの褒美を貰いました。男の兄がそれをうらやんで、自分も献上物を差し上げよ…

「のらくろの風」_

西岡光秋さんが東京新聞夕刊「文化」欄に「のらくろの風」と題したエッセイを。 三十歳前後の若者が自宅に飾ってある「のらくろ」の色紙を見て「あっ、のらくろ」とちいさく叫んだ。そんな若者がのらくろを知ってることに、私のほうも驚いた。…っていうものな…

「親不孝な息子」_

全9ページ。 全巻完結後に追加で描いたもの。短いので余韻の残る内にささっと描きあげた。 もともと下書きは終わっていて、ページの関係で割愛した話です。 若夫婦が食事しようとしてたところに、腹を空かせた父親がやってくる。息子はあわてて料理をテーブ…

24刷!_

「マンガ聖書物語〈旧約篇〉」(講談社+α文庫)の重版見本が届く。 おっかけ通知が来るんだろうけど、何部の刷りでしょうか?ちょっと気になる(笑)。去年の6月以来の重刷で今回24刷となった。ロングセラーに感謝! 小山謙二さんから個人誌「日吉堂通信…

「ジメリの山」_

全21ページ。 これ、「開けゴマ!」の元ネタ?でしょうか。 『千夜一夜物語』の「アリ・ババと四十人の盗賊」と非常に良く似たお話で、岩山の中に盗賊たちが宝物を隠しているのです。ご紹介は、ウン、それくらいだ(笑)。 ところで、郵便切手の特殊切手シ…

「六人の家来」_

全49ページ。 ある国の王子が、この世で最も美しい姫の噂を聞いて、求婚するために旅立つ。 と、その道中で巨漢男・地獄耳・超のっぽ・眼力男・凍らせ男・千里眼の6人が順々に王子の家来となった。 姫の城に着くと、お妃(実は魔法を使う女)が三つの課題…

「酒井七馬伝」_

東京新聞朝刊「読書」欄に評者・長谷邦夫で、 「謎のマンガ家・酒井七馬伝」中野晴行・著(筑摩書房) 〈手塚を超える異能の共作者〉との見出しが。 手塚治虫伝説には欠かせない「新宝島」(戦後の大ヒット単行本で「赤本」と呼ばれた)の原作者・酒井七馬の…

「鉄のストーブ」_

全43ページ。 一人の王子が魔女の魔法で鉄のストーブに閉じ込められた… で、ストーリーが始まる。 ある国のお姫様が森に迷い込んで、このストーブを見つけます。ストーブから声がして、 「私と結婚してくれるなら、帰る道を教えてあげる」 「ストーブと結…

案内状だ。_

昨夜の「あながま会」総会(半数ほどの出席)で各人に配られたもの。「書画」とありますが、実際は版画とか絵画の方のようで「書」だけの方はあまりおられないようです。元々が陶芸作家の会ですし、昨夜も「書画」の出席者はナシ。 この案内状を各方面にとの…

見せる書_

朝刊終面に「見せる書」として、〈若手書道家〉の特集記事。書道界のヌーベル・バーグ(新しい波)、アートとしての文字を書く人たちを紹介しています。 ホリプロとマネジメント契約した「英漢字」の国重知美さん、イベントでの即興の書などの活動をしている…

「ハンス針ねずみ坊や」_

全31ページ。 金持ちのお百姓には子供がいない。 「たとえ針ねずみでもかまわない、子供が欲しい!」という、彼の願いはやっと叶う。 生まれた赤ん坊は〈半人半獣〉の「針ねずみ坊や」だった!…でも実の子供に違いはない。 困惑するお百姓に、心優しい「針…

「賢い人々」_

全17ページ。 「賢い」というタイトルではあるが、実際には、だまし・だまされる人ばかりが登場する話だ。だます人のことを「賢い」って評してるんじゃないと思いたい。 人が善いというか、疑うことを知らず何事も好意的に受け取る母と息子が不憫?で、な…

「おいしいお粥」_

全15ページ。 この鍋は、「お鍋よ、ぐつぐつ!」って呪文を唱えれば、お粥がどんどん出てくる魔法のお鍋。 貧しい娘が、森のおばあさんから貰ったものです。 「まんが日本昔ばなし」でも「塩ふき臼」っていう似たような話がありました(海の底の石臼からど…

ゲラ_

やっと絵の方のゲラが届いた。同時に原稿も戻される。断ち切りでアミが足りない箇所があったようだ。手直しをして送り返すことになるのか、データ処理で対応できるのか…さて。

「月刊広場」4月号_

表紙絵は先般「ミニ座談会」でお目にかかった高田実さん。苺の質感が素晴らしい!画材は何かしら? 中身は今月も盛りだくさんです。 中でもあおいたかしさんの「阿佐ヶ谷訪問記③〈勝川克志原画展〉前篇」が、とても面白いルポで読ませる。私も登場してるし(…