『アニメ大国の肖像』_

これは東京新聞で週一回(木曜夕刊)連載されている、豊田有恒さんと辻真先さんの対談のタイトル。まだ始まったばかりだが、テレビアニメの黎明期のことが今の話題だ。お二人とも初期の虫プロに関わってらしたから、先ずはその辺りのことが語られている。私も虫プロOBなので「そうそう、正にその通りでしたね」と毎回頷きながら読んでいます。
今日は「茶の間でアトムが飛んだ・その3」虫プロの製作現場がいかに修羅場だったかを述べているのだが、ちょっとショックなことを引き合いに出された。「アニメーターの赤ちゃんが亡くなった。仕事を終えて寝ていて、気付くとベッドのすき間で…(略)」というのだが、実はこのアニメーターは私の親しい友人(先輩)。忌まわしい、すっかり忘れていた記憶をこの一言で思い出させられた!(実際の状況はちょっと違うし)も少し当事者(彼と奥さん)のことも慮って欲しかったなぁ。先生方、勘弁してくださいよ。何もそんなことまで…と、私は思いましたね。
ひょっとして、私もどこかで人を傷つけてるかもしれない。知ってることを何でもご開帳してはいけないよということで、私の反省材料ともさせてもらいましょう。
※もう一人いた。この対談記事をまとめた担当者だ。削除できないまでも、表現を抑える方策もあったんじゃない?