「蟻の町のマリア」_

「東京新聞」終面06・11・5

今朝の東京新聞最終面「昭和三十年代の風景・東京慕情」は北原怜子(さとこ)「蟻の町のマリア」です。
驚いた!。ゼノ修道士と共に、戦災孤児たちに献身的に愛を捧げ、僅か28歳で亡くなってしまった彼女のことを、こんな形で目にするとは!!ガツンと喰らった感じ。この編集さん凄いよ。正直、一般にはもう忘れ去られた人物と言ってもいい彼女を取り上げて、鮮やかに甦らせてくれました。そうですよ、風化させちゃいけないんですよね。こんなマザー・テレサのような人物が日本にも居たのですから。
昭和27年の台東区隅田公園で戦争孤児たちと手をつないで歩く彼女の写真が載っている。たしかにこれは「二十四の瞳」の大石先生ですね。私の今やってる仕事で<日本篇>が実現したならば、触れないわけにはいかないでしょう。この紙面、保存版といたします。