「まぬけなハンス」_

「まぬけなハンス」扉

KHM欠番(全15ページ)
これは最終版(第7版)からは外れた話なのでKHM番号は無い。バカバカしくて面白いので採用。私はペン入れの最初にこの話を選びました。この扉絵から、マンガ原稿、全1412ページのスタートとなったわけです。キャラクターデザインにアニメの匂いが残ってるのかな?
「昔々 王と一人娘の姫がいた 突然 姫が赤ん坊を生んだ」
で、始まります。
当然、親父さんは「相手は誰だ!」と詰問。
姫の返事は「わかりません」(笑)。
そこで王さまは姫の結婚相手を決めようと国中の貴族を集めます。この際「誰か夫になれ」というのですね。
王さまは赤ん坊の手にレモンを持たせて「このレモンを受け取ったものが父親だ」と宣言しました。
貴族たちは「われもわれも!」で手を伸ばします。ところが、なぜかこの場に紛れ込んでいた「まぬけなハンス」と呼ばれる男の手にレモンがポロリ。さぁ、大変!