パリからエアメール_

毎年、素敵なクリスマスカードを贈ってくださる方(パリでアニメ・プロデューサーをしているフランス人男性と結婚した日本女性)から、今年もぴったりイブの日に封書が届いた。けれど、封を開けてびっくり!日本と同じ書式の喪中はがきが入っていた。お父様が亡くなられたとのこと。「だからカードは贈れない」と、お詫びの文が添えてある。律儀な方で、かえって恐縮してしまう。旦那さんは、日本で一時私と机を並べて仕事した間柄。ホントは母国でマンガ家になりたかったとかで、私がアニメの傍らマンガを描いていることにとても親近感を抱いてくれて、妙にウマが合った。今年、私の新刊をパリに送ったので、彼はあらためて羨ましがっていたそうな。フランスでの自国作家のマンガ事情はどうなのでしょう。日本のマンガが盛んなのは伝わってくるけど…。いつかローマの友人が教えてくれたイタリアと同じようなものなのかしらね。