イエスの奇蹟。_

「まんが聖書物語イエス・キリスト」

他所のブログに対し「情報をあちこちから取ってきて」なんて昨日書いたけど、今日の私も同じことをしようとしている。
先日の「ユダの福音書」の解読のニュースに続き、聖書がらみの話題です。今日の新聞記事(東京新聞「ニュースの追跡」)によるとアメリカの大学教授が「イエスガリラヤ湖の湖上を歩いたのは、実は凍結した氷の上を歩いたのだ」という論文を発表したら、抗議のメールが殺到したという(毎日数百通)。
教授によると、2000年前のイスラエル北部の気候は寒冷だった時期があり、湖の塩分濃度もあって、部分的に凍結してもおかしくなく、その上を歩くイエスの姿を、弟子たちが「水上を歩いた」と見誤ったというのだ。別にこれはエイプリルフールの記事じゃありません。真面目な論文。私なんか、「へぇ、面白い!理に適ってるじゃん」なんてすぐに思っちゃうんだけど、アメリカのキリスト教原理主義(ブッシュさん支持の人達に多いとか)の方々は「許せん!」と、なっちゃうんでしょうね。
<奇蹟>を科学で探ってはいけないのでしょうかね。「それは、きっとこうだったんだろう」って考えるのはごく当たり前の感覚だと思いますが。
この教授、以前(’92)にも旧約聖書の、モーセユダヤ人を率いてエジプトを脱出する時の「海が割れて道が出来た」謎解きを論文に起こしてもいる。このときはまだメールが無かったので抗議は郵便だったとか。宗教的過激派はいつの時代も絶えることなくいるものです。
教授の説が20年くらい前に発表されてたら、私だってこんなにはっきりと描かず、も少しうまく表現できたかもしれないのに。これじゃ見誤ったなんて言えませんや(笑)。(昔の生原稿だから写植の切り張りが判るかも)