プレゼント。_

「月刊広場」No.267

今週の頭、「なつ漫倶楽部」の高橋さんから、懐かしい話題がいっぱいの本やコピーをたくさん戴いた。
貸本マンガ史研究」「BIRANZI(ビランジ)」
月刊広場」。
私が中・高生時代のマンガ・劇画同人誌をコピーして差し上げたことのお返しらしいが、ホント、恐縮です。しかし、私が知らないだけで、同好の士の間ではこのような活動が今でもちゃんと為されているのですね。そんな事にまったく疎い自分の<井の中の蛙状態>を恥じ入る次第。
今日は、その内の一つを画像紹介させてください。
月刊広場」No.267。この中の一ページに「西岡たかしのイラストギャラリー」というのが有りました。西岡さんは私がタツノコプロに入社した時の先輩です。新人の無神経な疑問や質問に、いつも優しい対応をしてくれる人だった。マンガも描かれていた方で、いやぁ、こんなところで数十年ぶりの再会が叶うとは!
も一つ、小林準治さんの「手塚治虫とスポーツ」という文。小林さんは虫プロでの同僚。マンガ家となった坂口尚の下で「鉄腕アトム」「リボンの騎士」班の一員として仕事をした仲間。今は手塚プロの作画の重鎮、手塚さんの短編アニメ「ジャンピング」は全てこの人がアニメート。師と同様に虫好きで「手塚治虫昆虫図鑑」という著作も有り、日本昆虫協会の理事でもあります。仇名の「キバ坊」(後年、後輩からは「キバさん」)の名付け親は実はこの私。今も交流が続いてます。
しかし、高橋さんはいつもいつもこうやって私を大昔に引き戻してくれますねぇ。
更に、今回最も驚かされたのは私が中学2年の頃に、自分でも同人誌グループを作ろうと劇画単行本に会員募集のメッセージを載せた、その現物のコピーが同封されていたこと。「顔」28号だって。私自身にはもう全く記憶に無かった。読むのさえ恥ずかしい、何という文面!何でこんなものを貴方は見付けられるんですか?恐るべし「なつ漫倶楽部」。内緒にしていたのにあっさりバレてしまいましたね!でも、正直、嬉しいのは確かです。仕方がないから、私が作った会誌のコピーもいずれ送ることにいたしましょう。今後ともよろしくお付き合いくださいませ。
貸本マンガ史研究」の永島慎二追悼特集も、思うところはたくさんありますが、それはまたの機会に。