初めて気付いたこと_

アニメーションからマンガ描きに転向して丸七年ですが、今になって初めて気付いた。それは「ふきだし」に句読点「、」「。」が有った!ということ。私は無いのが当たり前、とばかり思い込んでいたのでこれにはビックリです。
今回、新作の原稿をスキャンしてネームを打ち込んだサンプルに、句読点が入れられていたのです。違和感に気付き、編集さんに連絡するとわざわざ追加したとのこと。
「なんで?」
マンガの担当が初めての編集さんは、周りに有ったコミックスを参考にしたらしい。
「そんなことって…」
所有のマンガ、コミックスを手当たり次第にチェック。講談社集英社双葉社秋田書店白泉社、中公文庫、NHK出版、青林堂…どれにも句読点は有りません。しかし…「あらぁ〜、これだぁ!」判明しました。それは小学館のコミックスだけに句読点が有るということ。
藤子・F・不二雄あだち充高橋留美子細野不二彦…全てに入っています。
同じ作家のものでも、例えば谷口ジロー「坊ちゃんの時代」シリーズ(双葉社)には無く、「犬を飼う」(小学館)には有る。きっと、これは小学館の方針なのでしょうね。理由が知りたい気もします(他社との差別化?)。もちろん膨大な量の中には例外も有るのでしょうが、今頃気付くなんて、なんだか恥ずかしい…。
それにしても、改めてマンガの台詞の語尾に「!」「?」「…」の何と多いことか。これも再発見かな。