某？工房の管理人さんによると、昨日の「ごんぎつね」は随分とカットされていたそうです。オリジナルは七十数分だったそうで、だとすりゃ一時間枠に嵌め込むのはそもそも無茶というもんでっせ！「あれではダイジェスト版だ」って怒ってらした。ＣＭも細かく入ってたし、実質四十数分かな？。
かつて私も劇場版として作っていた映画を、「テレビ放映が決まったので、別途、短縮バージョンを作ってくれ」と言われたことが有る（その分、制作予算がＵＰするので有り難いが）。その時はミュージカルアニメーションと銘打って、曲に合わせたアニメのお楽しみシーンを幾つか作っていたので、「はい、ＯＫ」とばかり、そのミュージカル部分をばっさり削除して、ストーリー中心にしてやった（笑）。
今回の場合、そんな訳にはいかなかったろうし、きっと苦労したんだろうな…。私は初見だからこんなものかと思っちゃったが、オリジナルを知ってる人にとっちゃ、そりゃ冗談じゃないやね。「夏休みスペシャル」のテロップに＜特別編集版＞と添えておくだけでも、配慮となるのにねぇ。でも、そもそも、その編集は誰がやったの？監督の前田康成さんでなきゃいかん筈だが…？。エンディングタイトルにも間違いが有ったようで（そういえばタックの表記も無かった）なんだかなぁ…。この素材、童話が原作という点では、かつてのアニメ「まんが子供文庫」のラインナップに入っていたっておかしくないんだから。長らく仕舞い込まれていたものを、この機会に特番で使おうやっていう発想かしらね。
