「緑の上着の悪魔」_

「緑の上着の悪魔」扉

全19ページ。
この話は、KHM101「熊の皮を着た男」とほぼ同じ内容。
こっちを選んだのは、熊の皮より、上着の方が描き易いだろうという単純な理由ですね(笑)。
「生活に困らない保障を受ける代わり、死後の魂を悪魔に差し出す」という、悪魔と契約をした男の話です。
悪魔と契約を交わす…そう、ゲーテの「ファウスト」はこういったドイツの伝承が、元ネタなのですね(余談)。
この男の場合は七年間、身体を洗わず、髪も爪も切らず、涙も拭かず、神様に祈ってもいけないという約束を受け入れる(その代わり、悪魔から借りた上着のポケットからはいくらでも金貨が出てくる)。
さて、男は約束を守り通せるのでしょうか…?
数年後の男の髪とヒゲぼうぼうの姿には、たまにコバエを舞わせてみました(笑)。
生原稿のスキャンにつき、ベタ塗りのむら、ホワイトの修正や、トーン貼りなどがバレバレ。