「しょうがない」がいっぱい_

「グリム童話」全3巻完結

グリム童話」第Ⅲ巻見本到着。これで全3巻が完結しました。本屋さんに並ぶのは来週半ばからですかね。
こんな感じで? →→→
マンガでも扱いは一般書だから、立ち読み防止のためのカバーはありません。どうぞ覗いてやってくだされませ。各巻共496ページも有るからじっくり読みはキツイと思うが(笑)。
この手のものは売れ行きも長い目で見てもらうしかないのですが、さて、どうなることやら…もっとも、文庫って本来そういうものの筈だよね。単行本だと、動きがないと「返本」〜「取り扱い停止」とか、すぐに冷遇されちゃいますからねぇ。まぁ、次から次に新刊本が出版されるからしょうがないことです。おっと「しょうがない」はいけませんな!(笑)出版点数が増え、各巻の発行部数は減らす、というのが益々顕著。で、売れるとなったら即増刷(それも小刻みに)。リスク回避で「しょうがない」ことなのでしょう。
朝刊に「自費出版社を提訴」って記事。
「全国の書店に本が並ぶ」と虚偽の説明を受け、高額の費用を支払わされたとして、自伝や絵本の自費出版契約を結んだ数人が、出版社に対し損害賠償を求めて東京地裁に提訴だって。「しょうがない」とは思わなかったのは偉い!?
出版社サイドは現時点ではノーコメントだけど、これって難しい。お互いの思惑のズレに尽きるんじゃないのかなぁ…数百冊単位の自費出版本で全国展開、っていうのは土台無理な話だしね。ただ、著者サイドにはどんどんふくらむそれこそ壮大な「夢」があったんだろうなぁ。「本屋さんに見当たらない。だまされた!」って思うのも分からないでもない。自分の本を出したい人がいる。それを商売にしようって出版社もある。お互い納得の上の刊行ではなかったのでしょうか、そこが不思議。
出版社も流通のことなどを懇切丁寧に説明する必要はある(著者はきっと「上の空」だから)。同様なモメごとは以前から度々起きてるようです。そもそも事前の契約は?…あ、人のことは言えない!私も本が出来てから契約書を交わしてます。それまでは口頭でのおおまかな約束だ…業界の慣習なのか?出してみなけりゃ分からないっていう世界だからなのかねぇ、著者は「まな板の上の鯉」にされても「しょうがない」。
復刻版刊行のためにとお貸ししていた名画座プログラム「並木座ウィークリー」が返却される。
「直接にお返しを」ということなので、ご足労願って、私は駅まで出ることにした。遠くまでわざわざどうも。全てスキャンが終わり、これからの編集作業。かなりの高価本になってしまいそうとか、うーん希少価値モノの復刻ですからねぇ…売れて欲しいけど、部数は限られそうだし(しょうがない)、難しい企画だ。
で、今日から日曜まで東京ビッグサイトで「東京国際ブックフェア」が開催(土日が一般開放日)。
海外の出版物も多いし、以前は資料探しも兼ねて毎年のように行ってたが、去年同様、今年もパスです。時間に余裕があって、もう少し近ければなぁ…残念だけど「しょうがない」。
(今日は朝から、はてなダイアリーがまたメンテナンスでした。しょうがない!)