予告編_

「広場」8月号

月刊「広場」8月号が届いた。いつもよりちょっと早めの発行ですね。
表紙絵は「さかなとり」白井祥隆さん。さわやかな空が大きく広がって、これは福島の夏かしら?
今号は、6月に急逝された会員「島田尚夫さん」追悼号でもある。
皆さんの追悼文からは、氏のお人柄が偲ばれますし、再掲載された作品群を拝見すると、「広場」を代表する一つの<顔>でもあったのだなと感じます。あらためてご冥福をお祈りいたします。
中身の紹介まで手が回りませんが、いつも通りに楽しい記事が満載です。この日記においでの方に再度、ご購読をお薦めしておきましょう。「月刊広場」で検索してね(笑)。
で、今号には私の連載記事 <「並木座ウィークリー」と共に> の第2回目が載っている。
この連載は、月遅れでこの日記にも載せると約束したので、その前に今日は第1回の前の<連載予告>を掲載しておきます。
※以下は、「広場」6月号に載せた予告の文章です(一部訂正)。


今年の9月21日から11月25日まで、銀座の資生堂「ハウス・オブ・シセイドウ」にて、銀座「並木座」回顧展が開催されます。
並木座」は1998年(平成十年)9月22日に閉館となった、邦画専門映画館です。昭和28年の開館以来45年間、一貫して名画を上映し続けて、多くの日本映画ファンから愛されてきた劇場。「広場」のお仲間の中にもきっと、この劇場の椅子に座って名作の数々を鑑賞された方がおられることと思います。
実は私、この「並木座」が開館時から来場者に配っていたプログラム「並木座ウィークリー」第1号から100号までを所持しています。これは7年前に亡くなった父の遺品の中から発見したもの。何故、父が持っていたのか…?それは父が「並木座」のオープン当時の映写技師だったから。
先ごろ「銀座並木座」を上梓されたライターの嵩元友子さんによると、関係者の手元にも殆んど残っておらず、完全な形で100号まで有るというのは凄いことだそうです。嵩元さんも支配人の遺族から提供を受けたのですが、何冊かは歯抜けだったとか。
そこで、この貴重な「並木座ウィークリー」を「広場」でご紹介してはどうかとなって、主宰との間で企画が成立。連載の運びとなった次第。ただし、このプログラムには毎号、各界著名人のエッセイや、挿絵・イラストが多く寄せられています。それらを無断掲載は出来ませんので、そこはあくまで許容される範囲とご理解ください。
次号より、今となっては懐かしい、この劇場にまつわる回顧録を…いやいや私は当事者じゃないからそれは無理ですが、父や私の、映画にまつわる個人的な思い出ばなしなどを、「並木座ウィークリー」を順次ご紹介しつつ、していけたらなと考えています。どうかお楽しみに。
題して <「並木座ウィークリー」と共に> ─マイ・オールド・シネマ・パラダイス─


ということで、数日中にこの第1回を転載します。
おっと、そうか、急いで3回目の原稿を書かなきゃ!