押印_

昼間、月刊「広場」の原稿の続きを書く。あと少しだ。
今夜の書道教室は文化祭に出展する作品に、先生が「押印」する日。
これは我が書道教室の「しきたり」らしい。日頃の成果の集大成でもあるのですね、先生に押してもらうことがすなわち「ハイ、これで合格!」という。
こうして押印が済んだ作品を、まとめて後日に業者に裏打ちやら表装を頼むこととなります。
生徒さんたち各自が、所有の姓名印や雅号印を手に順番待ちで並ぶ。
単に「押印」といっても、書かれている文字の大きさに合わせたり、白文か朱文かを選び、押す位置を決めるのも大変。慎重に一枚ごとに対応するので、なかなかはかどりません。
私はちょいと別の用事をしていたので「最後でいいや」なんて思ってたら、いきなり「ひぐちさん、押してあげて!」と先生の声。とても間に合いそうもないから手伝えというのです。
「え〜?!私も押してもらおうと待ってるのに…」
「いいから、あんたは押し慣れてるでしょ!」
ということで、教室の終了間際になってバタバタと、何人かのお仲間の作品に私が押印「…ゴメンナサイ、勘弁してね」。
結局、自分の作品には押印してもらえないままに帰宅となってしまった。トホホ、自分で押すのか(笑)。
編集さんからメールが来ていた。再校のゲラが三分の一ほど上がったので送ったとのこと。いかん!「あとがき」を急がねば。