盛りだくさんの一日_

第40回「日展」

昨日、知人から「日展」のチケットをいただいたので、初めての鑑賞行。
国立新美術館だ(12月7日まで)。
「書」「日本画」「洋画」「工芸美術」「彫刻」と部門別に覗く。
とてもじゃないけど、半日では正直言って駆け足巡り。疲れた!
「書」は読売展と同様、入選の展示作品はどれも同じく、決まりきったモノばかりに思える。
しかし、役員(顧問・参事・理事・審査員・評議員)の作品だけはムチャクチャ素晴らしいんだよねぇ。自由闊達、ずるいよ(笑)。偉いさんだけは伸び伸び書けるっていうの…何か変です。
日本画と洋画は馬鹿デカい作品ばかり、これが応募の規定サイズなのでしょうか、どれもが美術館の壁面に掲げられるような大きさ(150号?)で、それが隙間無く展示されているから大迫力です。
そりゃ、市民文化祭とはレベルが違うのかもしれないけど、でかけりゃいいってモンでもないだろうにねぇ。
「陶」にしても、抱えても持てそうにない巨大焼き物がズラリ並ぶ。
いくつか「ほおっ!」というような作品もありましたけどね。いやぁ、難しい…公募美術展て。
夕方、先日行けなかった大塚先生の作陶展に伺う。
茶碗や酒器の小品も多く、私にはこっちの方が落ち着くなぁ(笑)。
夜は吉祥寺の古美術店に。夏に初めてお邪魔した、虫プロの先輩のお店だ。
骨董情報誌「小さな蕾」↓の連載記事「虫プロてんやわんや」のための、不定期のOB集会(編集会議)に再びの飛び入り参加です。お酒も入って楽しいひと時を過ごす。

深夜となり、またまた車で自宅まで送っていただく。感謝!
机上に、さっきまで一緒だったK氏からの「ゆうメール(冊子小包)」が載っていた。
それがコレ↓

手塚治虫クラシック音楽館」(平凡社
手塚プロで現役で活躍している、虫プロ時代に机並べてた友人の最新著作。
素晴らしい本ですぞ。