310号_

『広場』310号

表紙は「馬蹄島の女(ひと)」(部分)林捷二郎。
「馬蹄島」とは、手塚治虫の「来るべき世界」の冒頭に出てくるフウムーンがいた島の名前。
それをイメージした世界という、いかにもテヅカニアンの主宰らしい題材ですね。
今号には丸山昭さんの特別寄稿<『リボンの騎士』の頃>が載っている。
リボンの騎士」といっても、アニメじゃなくって雑誌連載のマンガの方で、1950年代の、氏が「少女クラブ」の編集部在籍時代の話。
半世紀以上も前の、(少年週刊誌が出現する直前までの)児童雑誌の「月刊誌時代」の、特に少女マンガと手塚治虫に関しての思い出話です。
もう一つ、手塚プロの資料室長・森晴路さんの<馬場のぼる展を観て>。この夏、馬場のぼるの故郷・青森県で開催された回顧展のレポート記事が嬉しい。
こんな貴重な記事が読めるのは「広場」だけ(笑)。感謝!