で、早速のところが _

今月28日配本の『マンガ メディチ家物語』<フィレンツェ300年の奇跡>(講談社刊)であります。中世イタリア、フィレンツェの名門貴族「メディチ家」の歴史を、史実に添って忠実にマンガ化したもので、私にとっては初の原作なしの作品。過去に取り組んだ「聖書」や「グリム」と違ってベースになるストーリーは存在しません。それだけに、この題材をどのようにまとめてどう表現したらよいのか…構成からペン入れ脱稿、さらには引用・掲載する写真、絵画資料の権利クリアなど、ほぼ2年がかりでようやっと刊行にこぎつけました。
メディチ家」の当主と、同時代に生きたルネッサンスの芸術家たちが織り成す人間ドラマを楽しんでいただけたらと思っています。
歴史マンガとしての側面もあるので監修を森田義之愛知県立芸術大学教授にお願いし、解説も寄せていただいております。
「マンガ日本の歴史」とか「偉人の伝記マンガ」といった、いわゆる<学習マンガ>のジャンルがありますが、それらとはちょっぴり違うテイストを目指したつもりです。機会がありましたら目に留めてやってください。お勧めです!