喝ぁ〜〜ツ!_

野次馬的反応で日記を書くのはいささか…だったが、これは呆れた出来事!
岐阜市の市立女子短大(松田之利学長)は24日、学生6人が今年2月に海外研修旅行でイタリア・フィレンツェ市を訪れた際、13世紀から15世紀にかけて建設された「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の壁に落書きしたと発表した。
同短大はイタリア大使館と大聖堂に謝罪し、学生6人と引率教員2人を学長厳重注意処分にした。発表によると、6人はいずれも現在2年生。
大聖堂の大理石の壁に縦約30センチ、横約20センチにわたって、日付や自分の名前、短大名などを油性マジックで落書きした。 
同3月、日本人旅行者が発見、同短大に連絡して発覚した。6人は「気分が高揚して書いてしまった」などと話しているという。
同短大は修復費用の負担を申し出たが、大聖堂側から「謝罪してもらえば責任は問わない。費用負担は不要」と連絡があったという。
大聖堂のあるフィレンツェ市中心部は世界遺産文化遺産)に登録され、景観や環境の保全が義務付けられている。』(読売新聞)
なんという事をしくさるか!馬鹿者共めがぁ〜〜ッ!!!
この大聖堂(ドゥオモ)は私にとって、実に思い入れのある建造物だ。拙著「マンガ メディチ家物語」の、主要な舞台の一つでもある。
丸屋根を設計したブルネレスキの登場から物語を始めたし(そのページを紹介↓アマゾンの「なか見!検索」に該当してたかな?)、メディチ家のジュリアーノが政敵パッツィ家によって殺されるのはこの場所だ。外観から内部と、描くのにも苦労したっけ。
私がマンガの中で大理石の床を血で汚したのとはわけが違う。「厳重注意」といっても口頭でだとさ(呆)。こんな恥知らずは退学モノだぜ。罰として拙著を熟読すること!(乗じての宣伝かいな・笑)。
フィレンツェの先人達にも申し訳が立ちません。しかし、大聖堂側の寛容なる対応は「凄い」の一語です(低能な輩は相手にせず、ということかも)。
今朝の東京新聞によると、落書きは丸屋根の上の展望台の壁面で、学生の一人が書いて、残る五人は傍観していたとのこと。そして今も放置されたままだってさ(やるなぁ!大聖堂)。「歴史を理解していなかった」なんて言い訳してないで、急いで消しに戻るしかありませんぞ、皆さん方。