なーんだ、そうだったのか。_

あさってから「まんが日本昔ばなし」の再放送が始まるそうな。(毎週水曜日TBS系列午後6時55分〜)TVスポットが流されてる。先般のビデオ販売のCMはこれの伏線でもあったのね。しかも今回はビデオになっていない初期の作品を中心に放映するとか。(なんで初期の作品があまりビデオになっていないのかは、この日記の9月26日をお読みになってのご推察を)であれば、私の関わったものもかなり有りそうな予感…と思って番組表を見たら、いきなり第一週の2本ともじゃないの!「かぐや姫」は作画、「ちょうふく山の山んば」は演出を私がやってます。参ったねこりゃ!30年前にタイムスリップだぜぃ!まあ、再放送を待ち望む声も多かったそうだから、復活は素直に喜びましょうね。でも、すべて再放送の作品で新番組ってのも…きっとそれだけの凄いコンテンツなんでしょう。ここは当事者として少しだけ解説をしときます。
かぐや姫」(’75・3・11放映)
演出の児玉喬夫さんのキャラクターデザインが秀逸です。日本的様式美を追求するとアニメキャラクターもこうなるか!とショックを受けた記憶があります。だから、これをアニメートする私の苦労たるや…(笑)。美術の阿部幸次さん描くところの竹林や絵巻も見事です。
「ちょうふく山の山んば」(’76・2・7放映)
これは「山んばの錦(ニシキ)」としても知られる民話ですが、演出的には山んばを怖くともどこか憎めないキャラクターにするのが工夫だったかな。今は牧師さんになった山守啓陽(博昭)さんの泥臭い(狙いですよ)美術がいい雰囲気を出してます。
ちょうどプライベートライブラリーの私のビデオはもう限界。この際せっせと録画に励みましょうか。