イタリアオペラ。_

コンサートプログラム

いやー、一晩あけても興奮冷めやらずというのはこのことか!素晴らしかった。
間近で味わうイタリア歌曲の夕べ。まったく疎い私でも終始圧倒されっぱなしの2時間余でありました。個人のお宅の一室でのコンサート。お客は二十数人ですから、正直スペースにはさほどゆとりがあるわけでもありません。私の席から演者までの距離はほんの二、三メートル。その距離から窓ガラスを震わせるほどの声量でテノールバリトンが交互に、時には同時に、お芝居の振りを交えては次々と歌い上げるのですから、その迫力たるやいかに凄いか!想像してみてください。
演者は気鋭のイタリア帰りの青年2人(一人はまだミラノに家を残しておられるとか)。ピアノ伴奏も大学から同期という可憐な女性。もちろんピアノソロ演奏も素敵でした。おそらくこれから頭角を現してゆく方たちなのでしょう。その若さも実に眩しかった。とても個々の感想など述べることは出来ません。ただただ現実を忘れ、イタリア歌曲の世界に浸らせていただけた夜でした。プログラムをご紹介。この他にも、日本の歌やカンツォーネメドレー、更にはアンコールもと大熱演のお三方でした。今でもまだ耳に残っていますよ。これこそが<余韻>というものでしょう。
主催者が、休憩時に私と「本」をご紹介くださった。強引なイタリアつながりで照れ臭い。一応何冊か持参しておく約束で、おかげさまでその場でのお買い上げもありました。こういった場合だけは「個人販売」お許しを(ごめんなさいね、先日のメールの方)。演奏会終了後、こっそりと演者3人にプレゼント(これが本来の使い方)。そしたらなんとお返しにって次のコンサートのチケット戴いちゃった!これを機会にオペラに嵌ったらどうしましょ。