「ディズニーのセル画発見」_

ってニュースが出ています。昔「ディズニー展」としてデパートや美術館などで展示していたものが譲られて、40年以上もの間、千葉大学で保管されていたとか。そりゃ凄い!今のディズニーだったら絶対に譲る筈がないから!。だけどそれって、しまい込んでて忘れられてただけじゃないの?って、ツッコミ入れたくなりますねぇ(笑)。なんだか無責任な話にも聞こえます。昔は(あのディズニーでさえも)セル画に価値を見出してなかったってことでしょうか。実際、日本のアニメの現場じゃ放映後は「ゴミ扱い」で捨ててましたからね。
ディズニーのセル画はハンドトレスだったり、ゼロックスだったりだからラインははっきり残ってる筈。私も印刷した背景の上にオリジナルペイントのハンドメイドのセルを載せた、LAディズニーランドの土産物なら一枚持ってます(笑)。日本のTVアニメのセル画は、(ハンドトレスだった初期はともかく)動画の鉛筆のラインをセルに熱転写するのがカーボンなので、年月と共にセル絵の具の塗料の中にそのカーボン粒子が溶け込んで消えてしまい、長期保存には無理があるのです。私も自分の作品のセル画を何枚か所持してますが、大半がボケボケ。クリアに残ってるのはハンドトレスの物だけです。