タイムスリップ中。_

同人誌「ふぁいと」20号表紙

いやぁ、「貸本マンガRETURNS」読んでたら、すっかり過去の世界に入り込んじゃって、しばし抜け出せませんでした(笑)。「なつ漫」さんの為に同人誌コピーも始めたから余計です。
画像で紹介するのは今から45年も前のマンガ同人誌の一つ。<風劇画グループ>会誌「ふぁいと20号」金沢市、会長おがわ・あきら(1961年7月発行)。表紙の絵は誰の作か判りませんが、<表紙構成おがわ・あきら、もり・まさき、まきの・ただお>となっていますから、三人の内のどなたか…後のマンガ家、真崎・守の絵かもしれません(無責任!)。私はこの会に入ってはいたのですが、当時14歳の中学3年生で、末席もいいところの泡沫会員。たいした活動歴は有りません。会員の中には後に虫プロで先輩となる瀬山義文さんの名前も有ります。
もり・まさきさんはこの当時からマンガ同人誌の世界では、或る種、別格の存在でした。貸本劇画単行本の幾つかには「新人コンクール」というのが有って、もりさんはその入選者の常連。セミプロ的存在といってもいいくらいで、投稿少年たちの憧れの人です。ですから、これら同人誌としては「顧問」的な存在として、もりさんにコンタクトをとっていたのでしょうね。このグループの為に、もりさんは7ページのマンガ「わが道を」を描き下ろしています(「別冊、劇画旋風」として発行)。もり・まさきさん自身も当時は「グランド・コンパニオン」という会を主宰されていたようです。
このもりさん、数年後に私が虫プロに入社する時の面接官。その時は「ジャングル大帝」の制作担当。そして、この後「COM」では<峠あかね>のペンネームで評論やったり、真崎・守として本格的にマンガ家として活躍するのですから、人の繋がり(接点)っていうのは面白いものです。
今日からメジャーリーグの中継が始まった。「あ〜、予定じゃこの時期、次の本に入ってる筈だったのに…」何という<遅れ>だ!ポカポカ(と頭たたく)!