2940円_

1600円が高いか安いか、っても…2940円(税込み)ともなるとねぇ!
知人から、「本を出したのでよろしければ是非ご購入を」と案内状が届いた。おそらくこの知人の初の本格的著書、全520頁もの豪華本です。
友人知人から時々に本を戴きます。私からも差し上げてるので、まぁお互い「交換&ご挨拶」のようでもあるのですが。「今度こんな本を出しました。読んでください!」というのは押し付けがましいけれど、嬉しい<内祝>みたいなものです。ただ、費用も当然かかるわけでして、部数次第では大変な出費となる。著者といえども自分で版元から購入するのでね。(著者割引が有って多少は安い。大体が8掛け?)中には版元からタダでもらえると思ってる幸せな人がいます(笑)。原稿料の代わりに一部現物支給なんてのが皆無とは言いませんが…(それだってタダという事にゃならない)。この知人の場合、きっと断腸の思いでしょうね。2940円の本をそうそう気前良く皆さんに<謹呈>というわけにはいきませんよ!セレクトして、セレクトして、その上での案内状だとお察しいたします。
駅方面へ出る用事があったので、駅ビルの書店で捜すが見当たらず。代わりに私の文庫本が平台に並べてあるのを発見!久し振りだ。やはり先般の増刷はそれなりに理由があったんだな。<新約篇>の方が凹んでたから、やはりD・コードつながりでしょう(笑)。家に戻り、改めて近所の書店で注文購入の手続きを取りました。ということですので、その本の紹介はちょっと遠慮しておきましょうね。
実際、私も申し訳ないと思いつつ、ご案内はがきのみとさせてもらう友人も多いのです。そんな友人が「買ったよ」なんて連絡くれたら、「ゴメン!次は送るから」ってなっちゃう(笑)。本を差し上げたにしても、それこそいろんな方が居られます。すぐに礼状をくださる方。電話や、メールでの連絡など…。感想を戴けるのが一番嬉しいのはもちろんです。「貰って当たり前」とは言いすぎですが、中には一切反応の無い方も。そんな人は却ってご迷惑だったのかと、次の機会にはやはりためらってしまう。「届きませんでした?」なんて訊けないしね(笑)。だから、段々とごく親しい人だけにと絞られていきますね<謹呈>は。
余談だけど、高名な作家や書評家のところには全く知らない個人や、出版社から次々献本が届くそうです。出版社同士でも送りっこしてる。宣伝の一環でもあるのでしょうが、殆んどが「積読」になるだけらしい。自分のところに届く本を逐一公表し、どう扱ったかを日記にしてる評論家のサイトに遭遇して、「なんて無神経で悪趣味な…」と、嫌〜な気分になったことがあります。<積ん読指数>とかいうランクを付けて仕分けてるんだからビックリ!。私の本もきっとどこかに埋もれてますよ。いや、とっくに古書店に売られてるのかもね(笑)。