ご報告。_

出版社サイドの雑誌で近々広告を載せるということだから、一足お先にここで公開してもいいでしょう。
書名『まんがキリスト教の歴史<前篇>』いのちのことば社・刊 
  A5判 束20ミリ 全256頁。
 内容は、
 (冒頭で「旧約」〜「新約」の流れを軽くおさらい)
 「ローマ皇帝ネロの迫害」
 「ポリュカルポスの殉教」
 「聖セバスチャン」
 「アウグスティヌスの生涯」
 「カール大帝の戴冠」
 「カノッサの屈辱
 「十字軍」
 「アッシジのフランチェスコ
 という構成。
マンガで描かない部分はイラストと文章でつないでいます。これを読めば、キリスト教だけでなく、合わせてヨーロッパの歴史も分かるという仕組み。この後のルターやカルヴァンの「宗教改革」以降〜近代までが<後篇>となります。ひょっとしたらもう一冊、別巻の<日本篇>も有るかもしれない(ザビエルとか天草四郎とか?)。
私はもはやこういったジャンル専門の学習マンガ家?になってしまったようだ(笑)。
といっても、ただ絵を描くだけじゃありませんよ。よく言われるんです「あなたは監修者の指示に従って、マンガだけ描いたんでしょ?シナリオ貰って」ってね。ホント、そのたび「冗談じゃない!」ってムカッ腹。全て私が白紙の状態から作り上げているというのに…。じゃなきゃ著作権者になれないっての!(怒ってどうする・笑)。私にとっての監修は「この人の作った本に間違いはありません」って、お墨付きを戴くこと。だから殆んど執筆内容が出来上がってから人選に入ります(内幕暴露だ)。
ところで、元々この企画は「マンガ メディチ家物語」の次の企画として講談社から提案されたものです。「まんが聖書の完結から6年。そろそろキリスト以後の歴史に取り組んでもいい時期じゃない?」って。私も企画には同意。しかし、進めるうちに食い違いが。私の条件は全2巻以上のボリューム。講談社は全1巻で。結論が出ないまま私の中では着々と構成が出来上がっていきます。「やはり全1巻では無理ですね」(ご破算か?)そして、この条件を受け入れてくれる出版社が、キリスト教専門出版社の「いのちのことば社」でした。私としてもキリスト教系出版社の方が、内容&資料から考えても執筆する上で有利&便利には違いない。いのちのことば社でも「まんがキリスト教の歴史」は企画として常に上っていたそうで(でも描く人がいない)、私の申し出は正に「渡りに船」だったとか。講談社も「そういうことなら」と納得。結果、何のことはない、いのちのことば社で単行本を出した後、数年後は講談社から文庫にもという「まんが聖書物語」と同じ形態となってしまった(先のことはまだ分かりませんが)。
で、今の予定は「9月中旬刊行」で発行部数はまだ未定(最低部数は決まってるけど内緒・笑)。あ、肝心の定価が… 1600円だぁ!!!(高いのか?)コミックスじゃなく、一般書ですからね…仕方ない。
以上。