グリムの扉絵_

KHM1の次は2といきたいところですが、4なのです(笑)。
2は「猫とねずみの共ぐらし」といって、猫が一緒に暮らしていたねずみを食べてしまうという、救いの無い話。絵コンテとラフまでは仕上げたけど、ペン入れはせず。3は「マリアの子供」という、ちょいと宗教的な話です。
で、マンガにしたのは4の「恐怖を知るため、旅に出た男」。これは、至って鈍感な次男坊が「怖い」っていうのはどんなことなんだろう?と、それを知るために旅に出るという、落語みたいな話(オチは正にそう!)。面白いのは九柱戯というボウリングの源のような遊びが出てくるところかな、骨がピンで、頭蓋骨を転がしてそれを倒すという。他にも首吊り台とか、魔物・怪人が出る城とか棺桶とか、一応怖そうなお膳立てがいろいろと登場します。こういうのを資料を調べて描くのがなかなか楽しい。あとはとぼけた主人公がどこまで描けるかってところですかね。けっこう長くて45ページも使った。