書_

「仰不愧於天」孟子・萬雅書

道教室の生徒として、市民文化祭へ出品する書の作品を、そろそろ「裏打ち」しないといけない。シワをのばして額に入れるための作業。書いたものを霧吹きで湿らせてシワをのばし、それに裏打ち用紙を貼り付けるので、墨が完全に乾いてからでないと、この作業は出来ません。だからしばらく前に書いてはあるのです。ある晩、酔った勢いでエイヤッと!(笑)。裏打ちも初めてのことだから、失敗も見越してたくさん書いた。
落款印も一応彫りました。「雅」一文字だけの白文を。※白文というのは字が白く出てるやつ。つまり文字を彫る。対して赤文は文字の周りを彫る。ま、普通に見るハンコと同じで、こっちの方が手間は大変です。こういった作品の場合は「白文」にするのが普通らしい。ま、何とかカッコだけはつきましたかねぇ…。教室には何枚かを持参して、どれを出すかは先生に選んでもらいましょう。
画像は裏打ち前のモノ。失敗する前にパチリ(笑)。これは孟子の言葉で「仰不愧於天」仰いで天に愧(はじ)ず。意味は…そう、近頃の知事や議員さんにでもそっくり差し上げたい。いや、自分自身にもかな…(自戒)。
実はこの言葉、高校時代の書道講師が私に指導してくれた時のもの。この字を書いたのが「書」の始めなのです。だから、も一度これを書いた。どう書いたのかは忘却の彼方だけど、気持ちだけは…思い出して。
これじゃ「書」のブログ開設してるのと同じだなぁ(今さら匿名にゃ出来ないが・笑)。