上野へ_

カタログ2点

一応の目的は、「産経国際書展」は私。「自画像の証言」はカミサン。お互いがそれぞれお付き合いということで。
先ずは書道教室の先生も出展されているという、東京都美術館へ。先般の「読売書法展」とはずいぶんと雰囲気が違うのにビックリ。どう違うのか…「伝統」VS「前衛」?…こちらの方が《アート》してますねぇ。開放感があった!私向きかもしれないなんて(笑)。しかし、ここも膨大な作品群なので、全てを見るのはあきらめ、先生の作品だけは確認して早々に退散した次第(次回はじっくりと)。あ、作品カタログは購入しました。3000円(高!)。こういったカタログは少し待てば古本市などに出るんですよね、お安くなって(笑)。
次、芸大に行って「自画像展」を。ちょうど学園祭だったのでしょうか、構内は実に賑わってました。会場は「陳列館」というこじんまりしたところで、点数はさほど多くなかった。5000点近く収蔵されていると聞いていたので、どれほど観られるのかと、ちょいと期待していたのですが…古いものは順次修復作業中で、僅か数十点のみが今回の公開とのこと。あと、近年の作が100点ばかり(どういう選別かしら?)。
私が興味深かったのは池部均(鈞)(池部良の父)と岡本一平岡本太郎の父)の自画像が並んで展示されていたところ。二人は同学年、きっと親友だったのだろう。卒業後、二人ともが漫画家になっているし、岡本一平の妹が池部均と結婚しているのです。池部良岡本太郎が従兄弟だということは、つい先日に月刊「広場」の「並木座ウィークリーと共に」の第三回原稿に書いたところだ。明治43年(1910年)卒業という100年近くも前の、そんな二人の自画像を見せてもらえるなんてねぇ…収穫収穫!。こちらのカタログは500円です。
昼食は「アメ横」方面へ出て、「藪そば」でとろろせいろそば。美味しうございました。土産?に、食料品は買わず、私は腕時計、カミサンはバッグ。それぞれアメ横値段の品物だ(笑)。