「並木座」_

「並木座」映写機

昨夜、銀座の資生堂本社ビル1、2階の「ハウス・オブ・シセイドウ」の「スクリーンのなかの銀座」(「並木座」回顧展)内覧会に行ってきた。資生堂らしく?セレモニーで岸恵子(「君の名は」)さんが挨拶(相変わらずお綺麗です)。
半世紀以上前の1953年10月に開館した名画座の、懐かしい資料の数々がガラスケースに収められて陳列されています。私が所持のプログラム「並木座ウィークリー」も有るが、嬉しいのは著名映画人たちの自筆生原稿や表紙イラスト原画が併せて並べられていること。凄い!どこに保存されてたんだろうなぁ…小林桂樹さんがお見えになって、半世紀前のご自分が描いた色紙とご対面してるぞ。「並木座ウィークリー」の復刻版刊行はこの日に間に合わなかったという(あと一週間から十日とのこと)。うーん残念だった。
中央にデーンと映写機が!おお、これを若き日の我が父が操作していたのか…しばし脇に立ち感慨にふける(ウルウル)。父のことを覚えているという人に会えた。大学時代に並木座でアルバイトしていたという。さらに閉館時の支配人と女性従業員の方にも。
場所柄からか業界人らしきちょい横柄な(笑)連中で賑わってきて、思い出に浸る間もなくだんだん端に追いやられてくる。これでは長居は無用と早めに退出。また日をあらためて、後日じっくり。これから二ヶ月間やってますからね。