世間は狭い。_

「十人の娘」

一週間ばかり前に川越の書道用品店から「裏打ち」が終わっているとの連絡が入っている。そこで、そろそろ受け取りに行かねば…ということで、昨日の午後にちょいと仕事を抜け出した(仕事専念のはずじゃなかったの?でも、また雨になるっていうし…)。
「あながま会」の案内ハガキも出来たことだし、帰りに、久し振りにギャラリー「麦」にも寄ってみよう!っと。
作品を受け取り、その足で「麦」を訪ねると「狭山市美術家協会小品展」というのをやっていた。グッドタイミン、グーッ!(笑)。
展示の何人かは知っている人だ。油彩に水彩、シルクスクリーン、木彫、焼き物…皆さん精力的に活動してますね。
マスターに紹介されたギャラリーにいた女性が「え、あなたが?!」と言う。「は?」聞けば「マンガ メディチ家物語」を私の知人から「知り合いの人の本」だとして貰ったのだという。お互いビックリ!
さて、「麦」の壁面の幅が「あながま会」での私が受け持つ画廊の幅とほぼ同じなので、頭の中で展示のシミュレーションをさせていただく。
そう、今度の展覧会では、四つの壁の内の一面(7.7メートル)が私のスペースとして与えられたのであります。まるで〈個展〉じゃん!凄いよねぇ、作品どうするよ?もう、笑っちゃうしかありませんて。
「麦」を出ると、駅前でバス待ちの書道教室の先生にバッタリ出くわす。あぁ、なんという狭い世間!(呆)。あのとき先生に「裏打ちを」と言われた作品、今ここに手にしてるんですよ。
…以上、こんな展開、シナリオに書いたら怒られるよなぁ。
「十人の娘」(マタイの福音書25章1−12節)
これも前話と同じく<再臨>を待つように、というたとえ。
結婚式で花婿の到着を待つ、花嫁の友人の十人の娘たち。半分は待ちくたびれて怠惰に、半分はいつ到着しても困らないようにと準備万端。
結果は…まぁ、お分かりの如く、油断していた娘たちは結婚式に列席がかなわない。