インドネシア語版_

「まんがキリスト教の歴史・前篇」海外出版物の到着。
郵便事情が良いようですね。冊子小包(ゆうメール)で翌日には届くのですから。
おおっと!派手だねぇ〜〜!!!
比較のため、元本(左)と並べてみましょう。サイズは同じA5判です。

表紙デザインのコンセプトは踏襲しているようですが、採用人物が若干違う。
エスでなく使途ペテロに。アウグスティヌス、フランチェスコが外されて聖女クララ。皇帝ネロが位置と大きさを変えています。
どれも本編(中身)の絵をスキャンして着色していますね。
十字軍にしても色味を強くしているし、兵士を足して、背景も聖ソフィア大聖堂(コンスタンティノープル)にしている。おっと、ペテロの「逆さ磔」まで!!!
うーん、このくらい強烈な方が目立つし、あちらではこれで良いのでしょう。
きっと、「なんだ、このおそろしく地味な表紙は!」って思われたんでしょうね、元本(笑)。
表紙にしろ、本文もインドネシア語なのでしょうか…私には全くもって読めません。
コミク、マンガと私の名前とは分かる…セジャラア クリステン?これが「キリスト教の歴史」でしょうね。
下には ダリ ジャンジ ケセラマタン ヒンガ ランタアニャ ビザンチウム あちらの出版社かしら?
めくり方向は同じ。逆版ではありません。
いくつかのページを紹介しましょう。オノマトペも手書きで処理しているようです。

↑ 「ネロの迫害」 ワーワー BUNUH CINCANG HUUU WEE…

↑ 「カノッサの屈辱」 ブルル BRR ガタガタ KLETEK KLETEK

↑ 「十字軍」 ワー WAA オー HOO パッパパー PREEET

↑ 「聖フランチェスコ」 チュンチュン CUIT CIT
インドネシアは国民の七割強がイスラム教徒という国ですが、多民族国家でもあり、憲法で信教の自由が謳われています。
キリスト教徒は約一割強と少数派。でも、人口はムチャ多い(日本の倍)から、それでもけっこうな数になります。
そんな中での刊行、さてどうなりますか。で、定価はいかほど? あれ、どこにも見当たらず(バーコードはあるけど)。あちらの方が気軽に手にすることが出来る価格だといいのですがね…
海外印税というのはだいたいが定価の数パーセントで、しかもこちらの出版社と折半ですから、過分の収入を期待してはいけません(笑)。そもそも何部発行されたのかだって、著者にとっちゃ基本「信義」の世界だものね。
いずれにしろ、広く読まれるといいなぁ。