309号_

月刊「広場」309号

台風は一気に駆け抜けているようで、我が家の上空はピーカン快晴なれど強風が吹きすさぶという、ちょっと見慣れない光景。
大丈夫だろうと思っていたベランダの重い鉢も転倒! アララ、参ったなぁ…後片付けが大変だ。
そんなときでもポストにメール便の到着、ご苦労さま。月刊「広場」でした。
表紙は「北京郊外」と題して小林準治さん。シオカラトンボが飛んでいます。
そして巻頭には氏のマンガ「楽しい昆虫採集」16ページ。すぐに続いて特集「月刊・手塚治虫」。さらには懐かしい映画とマンガの話題…
いやぁ、今号も充実ですねぇ!
実は今号には私の寄稿記事もあります。
月遅れで転載がマナー?かもしれませんが、今回はそのまま転載してしまいましょう(主宰、ご寛容を)。
題して「一人だけのシネマニア展」。

※文章をコピペ。↓
この夏、新宿のフリーアートスペース「ポルトリブレ」での「シネマニア展」を観に行きました。映画をテーマとした絵画展です。今年は「新宿武蔵野館」にちなんで新宿での開催。去年は「並木座」にゆかりの銀座が開催地でした。今年のテーマは「映画と海」。私などはとっさに「太陽がいっぱい」が思い浮かびます。他にも「白鯨」とか「グラン・ブルー」「ビッグ・ウェンズデー」「ジョーズ」「ザ・ビーチ」「レッド・オクトーバーを追え!」「ポセイドン・アドベンチャー」「タイタニック」……きっと、いくらでも出てきますね。「さて、どんな絵があるのかな?」と興味津々で出かけたのですが、「海」に関連したものは数点だけで、ほとんどの方が、好きな映画をそれぞれ自由なイメージで描かれていました。ま、それも良しですね。このあたりの事情は、出展メンバーのお一人でもある「高津南海」さんにお聞きしましょうか(笑)。
映画をテーマの絵画展なので、当然、スターの似顔絵なども展示されています。遥か昔、私が高校生の頃(東京オリンピックの頃)ですが、映画雑誌「スクリーン」「映画の友」「映画ストーリー」そして「キネマ旬報」などの読者欄には、似顔絵の投稿作品が掲載されていましたっけ。コンクールにしていた雑誌もあり、毎月楽しみに見ていた記憶があります。デフォルメが凄いものや、写真のようにリアルなもの、片方の眼を白抜きにして描かないとか…いろいろ。今の「山藤章二の似顔絵塾」の原点みたいなものですね。私も何回か投稿したことがありました。載ったのは一度だけかな、たしか、クリント・イーストウッドの「荒野の用心棒」のときの顔。スターの似顔絵というのは、マンガ主人公の似顔絵(模写)とは違った難しさがありますね。
で、このスターの似顔絵描きに役立ったのが、私の父親「並木座映写技師上がりのカズ」が会社から持ち帰ってくる洋画の「スター・カレンダー」です。MGMとかパラマウント、20世紀フォックスなどの女優カレンダー。毎月毎月、違った美女とご対面できる素晴らしいモノでした(笑)。
ここで、ようやく本題。実は、私が高校生時代にこのカレンダーを参考にして描いた習作を、今回、「広場」誌上でご開帳してしまおうというものです。数年前に、机の引き出しのずっと奥から出てきました。女優さんの眼だけを描いたものが16点、
ハガキを縦半分に切ったサイズの画用紙に、薄墨を使って細筆で描かれています。
今では懐かしい、名前だけでは出演作ももちろんのこと、顔も思い出せないスターもいるかと思います。それも承知の上で、「きっと、似ているんだろうな」という、優しい眼差しでご笑覧のほどを!

「答」アン・マーグレットオードリー・ヘップバーン、バーバラ・ラッシュ、キャロル・ベーカー、デビー・レイノルズエリザベス・テーラー、エルケ・ソマー、ジェーン・フォンダ、ジル・セント・ジョン、キム・ノバク、リー・レミック、マーサ・ヘイヤー、ナンシー・クワン、ナタリー・ウッド、シャーリー・ジョーンズ、ステラ・スティーブンス(ABC順)

※イラストは過去の日記でも紹介済みだけど、再度載せちゃえ!