店子から「山椒の木が倒れた」との連絡。
駆けつけると、３メートル近くはある庭の山椒の木が生垣の外に向かって倒れかけている。
山椒の根は浅いのか、土を持ち上げてかなりの部分が地表に出ています。
大きくなりすぎたのかなぁ･･･自分の重さに耐え切れず･･･かしら。
生垣の外は人も通る。山椒の枝には鋭い棘もあって大迷惑。
「困ったなぁ･･･」
幹を掴んで手前に引くも、非力な爺さまではとてもとても。
仕方ないので、先ずは生垣の外にはみ出ている枝を切ることから始めて、次に助っ人を･･･と。
剪定鋏でパチン、パチンと太目の枝を切り落としていて、驚いた！！！
「は、蜂の巣〜ッ！！！」
重なる葉の奥の枝に直径１７、８センチはある蜂の巣がぶら下がっていた。
「この重みで？？？」
そんなこたァないが、気付くと周辺に蜂がブンブン飛び回っている。
「わっ、わわわ！」
これは何とかせねば！ 誰かが刺されてからでは遅い。
しかし、怖い･･･
店子には庭に出ないよう伝え、急ぎ管理事務所に相談。
駆除する業者を２、３紹介してくれるも、かなりの駆除費用で、うーん、参ったなぁ･･･
そこで、ハタと思い出す！
ひと月前に近所にオープンした「安心お助け隊」、いわゆる何でも屋さんだ。
私の蕎麦屋によく来るお客様でもある。
「困ったことがあったらなんでもやりますよ。お安く！」とのこと。
電話すると、
「まだやったことないけど引き受けましょう！」って。（おいおい大丈夫か？）
さっそく見に来て、
「キイロアシナガバチだね。業者に頼むと見に来るだけで５０００円、駆除するとさらに１万数千円は取るらしいよ〜」
ほほう、相場のリサーチしてから来ましたな（笑）。
「市役所で防護服を貸してくれるんで、すぐに片付けます」
そりゃ有難い！ ま、これも何かの縁、じゃ、頼んます。
この蜂、こちらが何もしなければ危害はない（むしろ益虫）というけれど･･･
殺生、ゴメンナサイ！！！
木が倒れなきゃ気付かれることもなかったのにねぇ。
･･･ということで、先程、駆除完了の連絡が入った。
「けっこうデカかったねぇ！ 代金は明日そば食べに行くんで、そのときに」
いや、それはそれは♪
相場の数分の一、超格安での一件落着でありました。
さて、次は山椒の木の「立て直し」だが･･･
こっちも頼むかな。
