さらにもう一ヶ月_

かかってしまいそうだぜぃ。最後のパートはコスチュームも面倒だけど、戦闘シーンがなぁ…ついつい後回しにしちゃってるし。あ、これは独り言です(笑)。
詳しい構成はまだ公表できませんが、ヨーロッパの紀元後の歴史をテーマとした仕事(上・下巻の予定)に取り組んでいます。上巻の最後が十字軍。今、イスラムサラディンとフランス貴族バリアンの、戦闘回避のための対峙の部分をペン入れしているところ。映画「キングダム・オブ・ヘブン」でのハッサン・マスードオーランド・ブルームの話し合いのシーンです。なんて、ま、実際はそんなにカッコ良くは描けませんけどね(笑)。200年弱の間の、幾度にもわたる「十字軍」の遠征をコンパクトにまとめなきゃいけないんで、ドラマチックな描写はとても出来ません。淡々と…相変わらずの学習・教養ものでございます。あれ、今日も宣伝か?
それにしてもサラディンは凄い!傑物です。歴史を学ぶ度、しばしば「あ、この人物をもっと掘り下げたい!」という欲求に駆られます。サラディンもその一人。しかし、さんざん聖書がらみの仕事してきた私がイスラムの英雄を描くわけには…(以前「コーラン」のマンガ化を打診されたことがあったけどね。とても無理!)今、ヨーロッパじゃ「風刺画」で大騒動になってる!そんなものは描かないけれど、対立の間へのいらぬ介入はクワバラクワバラであります。でも、サラディンには惹かれるなぁ…。今ほどイスラムを知らなきゃいけない時はない筈です。誰かやってくれないものか?