新聞広告_

朝日新聞1月25日「読書」頁

朝に先輩から電話で、
「新聞に載ってたね」
「え?あ、そうですか…」
一昨日にメールが入っていた、鳥海永行さんの訃報のことかと一瞬考えた。
が、そうではなく、拙著の新聞広告のことだった。
「朝日の読書頁の下に」
「そうでしたか、ありがとうございます」
我が家は朝日新聞を購読していない。ならばと、コンビニに行き購入した。
で、確認。
いやぁ、ありがたいことです。こんなスペースを使ってくださるとは!さぞ、広告費もお高いでしょうに…
そして、先輩に感謝しつつ、私もこの場で相乗り!

そして、訃報だが…
昨年の1月に鳥海尽三さんが世を去られ、この23日に鳥海永行さんが亡くなられた。同姓なれど、縁者ではない。
が、共にタツノコプロ黄金期を支えたお二人です。前者シナリオライターが「大鳥」、後者ディレクターが「小鳥」と並び称された。
はるか昔(東京オリンピックの翌年)、私がタツノコプロに入った数ヵ月後のことです。堂々とした雰囲気の新入社員が原動画の部屋に現れ、机を並べました。
中卒、高卒の若造ばかりの新人アニメーターの中に、突如、ちょっと大人の別の人種が登場したみたい。
この人はどうやら別の役割を与えられているようだ、と、すぐにアニメーターたちは察しました。演出の貴重なる人材として採用されたのでしょう。それが、この永行さんだったのですね。私は間もなくタツノコを辞したので、個人的な交流はありません。
でも、その後のご活躍は、会社の期待通りに推移したようで、その名声は私もしっかり伝え聞くところとなりました。押井守さんのお師匠でもあるとか、代表作は「科学忍者隊ガッチャマン」「ニルスのふしぎな旅」そして「しましまとらのしまじろう」となるのでしょうか。
67歳とは、なんとも早すぎる…ご冥福をお祈りいたします。