ご冥福を_

今朝の新聞の訃報欄に沖島勲さんの名が。
実写畑での監督作品もあり、脚本も書かれた方だけど、著名なのは「まんが日本昔ばなし」で大半の文芸を担当されていたこと。
74歳、うーん、まだ早い…
各話の各演出家が書いたセリフやナレーションを、統一した語り口に整理したというか…
原話を基に脚本なしで、演出家が絵コンテ上で勝手にセリフを作るから、各話ごとにてんでバラバラな口調なわけでね(笑)。
初期の頃の平見修二さんと共になされた、彼のこの文芸仕事の功績は大ですね。
自らの脚本を求められず、要は交通整理みたいな仕事で、当初は本意ではなかった筈(後年は脚本も書いたのかしら?)。
生意気な私などは「セリフいじる必要ないでしょ!」ってなもんで(嫌な奴だ)。
でも、最終的には番組の揺るぎない柱となったわけですからねぇ、あの語り口が。
今では感謝以外の言葉が見つかりません!!!
ご冥福を。
訃報はもう一つあって、タツノコの演出家だった植田秀仁さん。
先月末に急逝された。
61歳、早過ぎる!
私との接点は「おかわりボーイ・スターザンS」っていう番組。
立ち上がりの絵コンテを数本描かせてもらった。
先輩(私)を立てる温和な人でね、演出といっても漫画家志望だったらしく、コンテにとても上手い絵を描いた。
同時期に私も番組持っちゃったもんで短い付き合いに終わったが、正直も少し関わっていたかったと。
それにしても74と61か… 
私、68。
こうなると、いつ自分の訃報を発してもおかしくないなぁ。
とりあえずの健康を、たまたまの幸運と捉えておきませう。
カミさんが昨日、伯母さんの告別式に。
98歳。
このくらいの長寿であれば、大往生と言えるのでしょうが…
昨日今日と孫(U&N)と一緒の夕餉。
癒されております。