続報_

さっき、番組公式HPを覗いてみたら、次回13日(水)の放送は「しょじょ寺の狸ばやし」「たにし長者」だって!。おおっ、「たにし長者」こそ私がこの番組で最初に担当した作品!。「小さなバイキング」以来の旧知の制作の藤田健さんから
「G・タックで今度、日本の昔ばなしを作ることになったんだけど、中に入って一緒にやらない?」
「へぇ〜、面白そうだねぇ!参加するよ」
当時のタックは長編アニメ「ジャックと豆の木」が終わったところ。その時のスタッフの多くが長編アニメの制作を企画するサンリオへ移っていったため、内部にはアニメーターは前田庸生、上口照人の二人のみ。あとは美術スタッフ。で、先ずは原画からということで、演出が初という藤本四郎さんの「たにし長者」の絵コンテを渡されました。キャラクターも彼が作ったもの。以後の作画は「お任せです。全て一人でやってね」というシステムに、プレッシャーは有るけど「待ってました!」。
私は演出でもあるので自分の担当としては「三年寝太郎」を貰い、これは作画まで一人で仕上げることに。美術は内田好之さんに。
藤本さんは絵コンテ制作を優先して、次に「笠地蔵」に取り組む(「夢を買う」が先だったかな…)。この美術は阿部幸次さん。
上口さんは「八つ化け頭巾」を絵コンテからの担当。これも初演出です。
チーフディレクターになった前田さんは児玉喬夫さん演出の「桃太郎」の原画を描く。
制作が始まった頃は、もう一人が何役も兼ねて大忙しです。少人数だったけど楽しかったぁ…!
あ、思い出ばなしもいいけど、これでホントに番組終了ですかね。であれば、「かぐや姫」に始まり「たにし長者」で終わりだなんて、私の作画が<頭尾>ってことじゃありませんか!なんだかちょっと嬉しい気分だ(笑)。
「しょじょ寺の狸ばやし」は彦根のりおさんの三本目の作品(再開が決まって最初の)です。実はDAMのカラオケで、私もこれ作ってます(とても敵わない・苦笑)。