録画しておいた _

『歴史の謎を解け!「メディチ家当主暗殺」』(CATVヒストリーチャンネル9/18放映)を見る。1478年のフィレンツェ大聖堂における暗殺事件の背後に何があったのか、その真実に迫るというドキュメント番組。
拙著が刊行直前のこの時期、いまさらどうなるわけでもないが、自分が描いたものとの整合性の確認もあるし…と。
殆どが私にとってはおさらいで「フムフム、そうそう、だよね」と頷きながら見ていたところ、突然<新事実発見!>ときた。近年、ある歴史学者が暗号で書かれた当時の手紙を発見し、その解読に成功。この暗殺事件の黒幕は実は……だった!という展開。これが事実なら私のマンガも絵コンテの段階で少しは違っていたのかな、なんてチラリと思わされましたが、こういった歴史的な新事実発見というのは、さらに多岐にわたる検証・研究結果を踏まえた上での判断を待たなくてはいけないことなんでしょうね。きっと。
それよりも、この番組中の再現ドラマ風に描かれる映像の衣装や背景に「うーん、この番組が2年前に作られていたら、この服のデザインは参考になったよなあ」と残念がる、もう一人の自分がおりました。