重刷_

「東京絵本」児玉喬夫

いのちのことば社から「まんが聖書物語」合本の5刷が届く。
販路も限られているというのに、これでトータル2万部だ。ありがたいことです。なんたって辞書のように分厚く、ズシリと重い2500円もする本。単行本5冊(880ページ)を一つにまとめているのだから、お買い得ではあるのだが、なんだか申し訳ない。
元本や講談社の文庫本を足せば、とうに30万部を超えている、まさに隠れたロング&ベストセラーですね!それに比して、「グリム」や「メディチ家」の可哀想なこと…読んだ人の評判はいいんですが、今ひとつ販売実績に結びつかないのだ(笑)。やはり、素材の問題なのかしら?著者としては複雑な心境であります。「キリスト教の歴史」(前篇)も、まだ増刷かからないものなぁ…もっともこれは「後編」待ち。ハイ、ごめんなさい。
今日ご紹介するのは、そんな私のモノでなく、昨日、個展を覗かせていただいた児玉喬夫さんの著書「東京絵本」(日貿出版社)です。久し振りの再会に、手土産代わりに拙著「グリム童話」を差し上げたら、「はい、じゃぁ交換しようね」と、いただいてしまった(エビ鯛です・笑)。
で、ここで宣伝を。
ウォーターフロントの水辺から、奥多摩の静かな山里まで、80余点の作品で、今の東京の姿を描いた大人の絵本。ほのぼのとした絵のタッチに心が癒され、東京の魅力を再発見させてくれる。」
というのが本書の紹介文です。正にその通り!
この、「児玉喬夫・おとなの絵本原画展」は8日まで、日本橋丸善3Fギャラリーにて開催中。会場でも販売中。ご本人が居ればサインもいただけますぞ。是非どうぞ。


※追記(8/7)
月刊「広場」の林さんも初日に「日本漫画2007年展」へ行かれて、山根青鬼さんにインタビューをされたとのこと。
そこで気付いたのですが、私が訪れたのは最終日のクローズ1時間前だったのです。会場がごった返してたのに面喰いました(凄い人気だな…土曜だからかしら)が、今になってその理由が分かりました。皆さんは出展の当事者で、あの後、きっと打ち上げでもあったのでしょう。おバカですねぇ(笑)。漫画家さんだらけだったはずなのに…!