「単騎、千里を走る。」_

「おおー、健さんカッコいいなー!」昼間から酒でも飲んでるんじゃないのか?っていう一人の馬鹿なオヤジのせいで、むかっ腹の立つ観賞環境でありましたが、客層の中心はオバサン同士が誘い合わせてって感じかな。健さんファンというより、「初恋のきた道」以来のチャン・イーモウ監督のファンである、うちのカミサンみたいな人が多いんでしょうね。「父親と倅の親子関係」をテーマにした映画なのに、(もちろん日中の人民友好の問題も含めてるんだろうけど)ちょっと不思議ではあります。私も父とは一時、<確執>とまでは言いませんが、難しい時期があったので、どうしても感情移入してしまう。気付くとやはり涙がこぼれていました。古いコマーシャルのもじりじゃないけど「亭主泣かせてどうするつもり?」ってとこです。カミサン、そんな私を見てニコニコしてるんですから、意地の悪い…。でも、今はすっきりいい気分です。お誘いをありがとさん(次は予告でやってたアル・パチーノの「ヴェニスの商人」がいいね)。