「まだちょいと体が重い…」_

年齢と共にか、疲れがなかなか取れませんな。まぁ、それも受け入れて自分の今のペースということでしょう。
ところで今週の「まんが日本昔ばなし」ですが、これが最終回となるのか(来週、再来週はすでに特番になっていて「昔ばなし」は無いそうです)、四月以降も続くのかで番組ファンはヤキモキしているようですね。新聞などのラテ欄に(終)の表示が無いこともその原因かな。その辺り、もちろん私も知りませんが、全ては当日のエンディングで判明することでしょう。次回予告が出るのか、「おわり」のテロップかで。元々が半年の予定ですから、延長されたらファンの声が届いたのかもってことになりますし、終わりであってもガッカリせずに「ありがとう!またきっとね」とでも言っておきましょうよ。
そうそう、「きつね女房」の演出の件、やっぱり番組HPの表記が間違いでした。間違われた当事者の森田浩光さんに確認取りましたので(笑)。HPはどこかの時点で訂正されるでしょうけど(誰かメールでもしてやりますか?)、杉田実(杉井ギサブロー)演出、高橋信也作画の作品です。
もう一本の「一寸法師」は初代チーフディレクター前田庸生さんの演出デビュー作。総監督が何故に演出未経験?と思われるかもしれませんが、この番組のCDというのは、個性溢れる多くの演出家を上手くコントロールしつつ、番組全体の雰囲気を作っていくというのが重要な役目なので、それには(グループタック創立の中心人物の一人である)杉井さんの一番弟子と自他共に認める前田氏が最適任者だったのです。杉井さんは別格として、彼はリーダーシップたる要件を十二分に備えていましたから、個人的な演出のキャリアなどは関係なかった。アニメーターとしての腕はもちろん一流です!(同年齢の私としては口惜しいが、とても敵わない)。この「一寸法師」、当初のラインナップではRさん(…って、りんたろうさんしかいない・笑)にお願いしていました。実際ラッシュプリントまで作られた。しかし、彼の実写志向とも言えるリアル描写の「一寸法師」が、番組イメージとどうしても合致しません(私もラッシュ見たけど、その絵にも解釈にも驚いた!)。映像表現に制約を付けずにスタートしたとはいえ、どうしても拭えない違和感。制作当事者同士の長い会議の末、中田プロデューサーの決断でついにお蔵入り!依頼する側と、受けた側、どこかでボタンの掛け違えがあったのでしょうね。この顛末が<CD前田が自分で作る(前田、お前が作れ!)>となった。そういう事情の上で作り直されたのがこの作品です。二代目CD小林三男さん同様にオープニングから名前が外されている※ので、これが今回の再放送で前田庸生の名前の初登場です。※この仕打ち(?)だけはどうしても理解が不能だ!どこかで説明して欲しいものだぜ●内さん。とにもかくにも、彼個人の演出作はこの後も含めごくごく僅かですので、貴重な作品。放映されて良かった!
あ、今日はホワイトデー!…ま、いいか(笑)。