「金の鍵」_

「金の鍵」扉

全7ページ(描き起こし)。
さて、グリム原本の「童話」としての最終話です(第七版にはこのあとに「子供の読む聖者物語」というのが載っている)。
少年が雪の降り積もる中、足元に光る「金色の鍵」を見つける。
鍵があるなら箱か何かがと、雪の中を探ると小さな箱が出てきた。
ピタリと合う鍵。カチャリ!…そっと箱を開ける少年……
ここで話は終わっています。中に何が入ってたんだろう?…というところで終わらせるグリム兄弟のセンスに拍手ぅ〜〜パチパチパチ!
私も「鍵」だけ描いて、どんな少年が出てくるのかは見せない(笑)。
このマンガ、実は私の既発行の単行本には収録されていません。全巻完結後に新たに描き起こしたもの。
全200話ある中からマンガ化する50余話を選んだ際、1と200を外していたことが妙に心残りで、将来の合本や文庫化などの際には是非とも掲載させよう!と。