手書き(笑)_

数日前のこと、
「今年の年賀状はどんなデザインにしようか…早いとこ、基本の原稿作ってプリントしないとね。」
「え?せっかく<書>を始めたのに手書きしないの?」
このカミサンの一言にムッとなる私(痛いトコつくぜ)。
「そうか…それもそうだよなぁ、筆持つ絶好の機会だよね」
と、用意した年賀状ソフトを素直に閉じました。
さぁ、ここから苦闘が始まってしまったのです。
購入済みのインクジェット用の年賀ハガキは200枚。これ全部を毛筆で手書きするのね…宛名まで含めて。
「(しかし、インクジェット紙は滑るから手書きには向かないんだよ…こんなことなら普通紙にしとくんだった)」
筆で書くならメインを「子」の字にするのが妥当ということで、そこは決まり(去年は「亥」の字を書いてスキャンした)。しかし、一枚一枚のハガキに対応してたんじゃ、とても緊張感が持続する筈がありません。何とか省エネを…と考えて、先に「子」の字を書道用の和紙に小さい字で200余り書いた!。それを千切ってハガキに貼り付けたのです(グッドアイデアなり・自賛)。
あとはひたすら余白に挨拶文。筆は今回だけは「ぺんてる筆」でお許し願って、ここからは時間との戦いです。インクジェット紙の滑りも手伝ってか、もう走る走る!どの字も撥ねすぎなくらいに。
しかし200枚は正直きつい。かくして昨日一日は、終日を賀状書きに費やす次第となった。夜遅く、終わったときには心底クタクタです。
朝刊には、今日中の投函なら元日配達は間に合いそう、とあります。ならば、少しは報われたのかな(笑)。
それでは郵便局に出かけましょうか。
急なお誘いがあって、今夜は最後の忘年会だ。ごく少人数だそうで、ならばしみじみ飲みますかね。