なんだかなぁ…_

「応答室だより」2・11

昨日の朝刊に、先般の投稿「古漫画雑誌焼却」に対する読者からの反応の記事が載っていた。
(当日記の1月28日をご参照)
「応答室だより」というコーナーで、見出しは「漫画雑誌焼却の投稿に驚きの声」。
やっぱりね。おかしいと思ったのは私たちだけではなかったのですよ。
紹介しますと、「複数の漫画愛好家から<高値で売れるのを知らないのか><作り話ではないのか>との声が寄せられました。投稿者に確認したところ、<高値で売れるのは知らなかった。段ボール箱が30以上もあって早く何とかしたかった>そうです。」
しかし、これではまったくもって疑問に対する答にはなっていませんねぇ。
多くの漫画ファンの「?」はこんなものだった筈。
●3000冊という膨大な数の雑誌が、一般家庭の押入れに入る量なのかということ。しかも数十年間(ほぼ半世紀!)にわたっての保管とは!
当時に発行された月刊雑誌のほぼ全て(「漫画少年」「ぼくら」「少年クラブ」「少年」「おもしろブック」「少年ブック」「野球少年」「少年画報」「漫画王」「冒険王」「日の丸」「幼年クラブ」…まだあったかな?)を、創刊から休・廃刊まで一号残らず完璧に揃えた場合に、やっと1500冊に届くかというところ。(「少女」「少女クラブ」「少女の友」とかの女性誌を含めてあげてもいいけど)3000冊というと、これらをさらに複数冊所有していない限り、とても無理な数字なのです。
●なぜ、今の時代に古紙のリサイクルも考えずに、焼き捨てる必要があるのか。
●「なんでも鑑定団」を引き合いに出すまでもなく、そんな蒐集(収集)家が古漫画の買い取り事情を知らない筈がない。
手塚治虫のカラー色紙が、個人の許に100枚もまとまって存在することなどありえない。
というように、まぁ、普通に考えれば<ガセな話>です。
もし実際に焼いていたにせよ、その数をとんでもなく「針小棒大」に書いたものなのでしょうね。
記事のおしまいの方に「<あけくれ>には投稿も多く、どれを選ぶのかは担当者泣かせだそうです。」となにやらエクスキューズも。手塚色紙については一言も触れてませんしね。
普段から漫画・アニメに理解の深い筈の東京新聞さん、「焼いてスッキリした!」という投稿には、「それでは漫画が可哀相」と感じて欲しかった…(哀)。
本日、お味噌の優勝カップに下げるリボンに喜多川さんの名前を書いて郵送。
大祭当日、リボンを自宅に置き忘れて会場入りしてしまったのです。その場で書いてお渡しすべきところなのに、ポカやりました。
「グランプリ受賞の記」(昨日の日記末尾にリンクしました)のカップの写真、リボンを付けてリアップしてくださいね(笑)。