なんじゃらホイ_

おいおい!

お正月早々の新聞の一面トップの見出しとして、これはどうなんだろ?
まんが、アニメ関係には何かとご理解がある東京新聞ですが、別にアニメ界の人材難は近年になってのことでもないのにねぇ…
「日本でアニメーターを養成する機会が失われた」から「アニメの教科書」を作るって。しかも「都」が。
「日本のアニメ産業」「アニメの制作」「作画の基礎/仕上・美術」「原画素材集」の四巻セット12900円(高ッ!)。
アニメ志望者は事前にこれを読んで基礎的な勉強をしておいて欲しいって、ノムさんじゃないが、「バッカじゃなかろかルンバ♪」ですな。
ま、作ったっていいけどさ、アニメ業界を東京都の地場産業だって位置付けの上で支援するなら、買わせるなよ!希望者に配れ配れ!費用がかさむなら、公共施設に置いといて閲覧自由&コピーフリーだ。それより、現場で人材が育成できるように、「業界自体を支援する」別の方策を考えろって。
いや、新聞に文句を言ってるわけじゃありません。記事は情報の伝達だけをしてるわけですからね。お役人の発想に対して…かな。それでも、トップにするほどのこと? どこかピントがずれてるようです。
指導者の養成にも乗り出すっていうけど、現役のアニメーターには教えている余裕はありません。引退しているアニメーターにお願いすれば皆さん喜んで引き受けてくれますよ。基礎的なことくらいはお安い御用だ。
…という、のんびりとしたお正月に、唯一のアリャリャなことでした。
私のHP内(「落語の真似事」)に、これに合致の文章が載ってます。四半世紀も前のね(笑)。今も、現状は変わってないということです。基本、職人の世界なんですから。