面白体験_

朝、「特定健康診査」と同時に申し込んだ「大腸がん検診」の提出物を病院窓口に持参。
夕刻、義母の案内でちょっと珍しい客人。
交換留学でO女子大に学ぶ中国人大学生で、クリスチャン(プロテスタント)でもあるという。
高校時代はニュージーランドに留学していて、そこで私の講談社+α文庫版「マンガ聖書物語」に出会ったのだとか。最近、義母が通う教会を訪れ、書棚に拙著を見つけてビックリ。
「私、この本、ニュージーランドで見ました。日本語の勉強、これでします」
「このマンガ描いたの、私の息子なのよ」と義母。
「え〜! 信じられない。私、ぜひ会いたいです」
…と、まぁ、こんな次第で我が家にやって来たというわけだ(義母の顔を立てねば・笑)。しかし、いろいろな出会いがあるものですなぁ。
「まぁまぁ、どうぞおくつろぎを」とお迎えする。
「写真と違います」開口一番がこれ(笑)。
「あははは(汗)、10年以上前のだからねぇ…」
文庫カバー裏の著者近影ですな。
急ぎ、話題を変えて、先ずは素朴な疑問「中国でのキリスト教事情って?」と私。
「大きな教会があります。行く、問題ありません。でも、個人の家で聖書、誘う、ダメ、禁止」
うーん、中国じゃ宗教活動は公認、非公認といった規制があるのでしょうね。
「台湾では私のマンガ出てるけど、大陸じゃ無理みたいだね」と、台湾版を見せる。
「中国語です! 同じ。これ中国でも読みたい」
アンダーグラウンド版というわけにはいかないよね。でも、信者数は多そうだし、ちょっと魅力な市場(笑)。
彼女、O女子大では2ヶ月前から日本語を学んでいるとかで、ところどころ言葉に詰まるが、普通に会話が出来る。その日本語習得に拙著が役立ったというのが嬉しいじゃありませんか。
彼女の中国名も書いて、他の拙著を数冊プレゼントした。
あと1年ちょっと滞在するそうで、機会があったらまたね。
いかにも<中国のイイとこのお嬢さん>なのだろうな、というのが私の印象でした。
夜、もちを切る。

台湾版「マンガ聖書物語」は「漫画福音」なのですね(画の字が違う)。
で、各巻のタイトル、右から
「耶蘇生平」は「イエスキリストの生涯」
「創世記」は同じ
見開きは「摩西・約書亜」で「モーセヨシュア
「耶蘇的比喩」は「イエスのたとえばなし」です。